豊田スタジアムは、ジョージア代表が2019年ワールドカップ本番でウェールズ代表と対戦する試合会場。試合前日の記者会見でミルトン・ヘイグHCは「本番のリハーサルとして戦う。」ツアーキャプテンを務めるギオルギ・ネムサゼは「更衣室からグラウンドまでの時間、グランドの状態、スタジアムの気温、など細かな部分も注意深く見ていきたい」と本番を想定し、試合に臨むと話した。
「ジャパンは常に『速いゲーム展開』がベース。ただ、今のジャパンはスーパーラグビーを経験した『自信』が見受けられる」
――ここ数年で日本代表と何度も対戦していますが、今の日本代表の印象は?
一番強く感じている部分は、日本代表が常に速いゲーム展開したい、というのがベースにあるというところです。そこを基軸にしたスタイルがここ数年で安定してきて、自信や安心感を覚えてプレーしていると見ています。日本代表はいつ対戦しても速い展開を好んで、キックを使ってポゼッションを確保するというベースは変わらないが、今の(日本代表の)方が、(そのプレーに)自信が見受けられる。その裏にはスーパーラグビーの経験がいい影響を与えている。
――2012年から日本代表戦は5戦目です。勝ったり負けたりを繰り返していますが、日本代表を好敵手として捉えていますか?
2012年、まだエディー・ジョーンズ氏が日本代表のヘッドコーチだった時からジョージア代表と日本代表はいい関係を築き、それを保つことができていると思います。お互いやっぱり相思相愛というか、相互利益があるいい関係だと思います。我々は日本代表のようなスピードがあるチーム、ボールを展開してくるチームと実践を積みたい。
エディーが率いる日本代表は当時、体の大きいFW中心のチーム、セットピースから展開してくるようなチームと試合したかった。需要と供給がマッチして何戦も重ねて来ました。昨年、W杯のプールドローの時に、ジェイミー(・ジョセフHC)と話して、日本代表とジョージア代表が築いてきた関係を続けてきましょうと話をすることができ、今回も試合ができるようになりました。需要と供給は変わらないと思うので今後も両国の関係は続いていってほしい。